配当利回りは育つ。一株ずつ買ってきた私が見た景色

投資体験記

「毎月10万円くらい配当が欲しい。」

投資をしている人なら、一度は考えたことがあるんじゃないかと思う。

年間120万円。

じゃあ、その配当をもらうにはいくら必要なんだろう。
今の優良高配当株って、株価がかなり上がっている。
配当利回りは3%前後くらい、高くても4%あるかないか。
3%で計算すると、年間120万円の配当をもらうには約4,000万円。

さらに配当受取時には約20%の税金がかかるから、
手取りで年間120万円を目指すなら5,000万円近い資産が必要になってくる。

「そんなに無理…。」

以前、私はそう思っていた。
だから最初から100株なんて買えなかった。
一株。
本当に一株(笑)。
それが私の高配当株投資のスタートだった。

下がったら少しだけ買う


まだ投資を始めたばか利の頃は、どういう投資方法が自分に合っているのかも分からなかった。
本を読んだり、ネットで情報を集めたり、試行錯誤の毎日。
10%上がったら利確した方が良い。10%下がったら素早く損切り。
そんなふうに、短期の売買が個別株投資のやり方だと思って
そういうやり方を真似していた時もあった。
でもそのやり方だと常に株価を気にして、日々の株価に
振り回されて、何のために投資を始めたんだろうと思うようになった。
そして、たどり着いたのが優良な高配当株を少しづつ買うというやり方。
でも当初は「下がったら買う」なんて余裕、まだなかった。
今思えば、コロナショックの頃は、優良な高配当株がズラッと
お買い得価格で並んでいたのに。。。

それでもそこから少しずつ経験を積んで、「下がったら少し買う」が習慣になっていった。
前場で5株。
午後さらに下がったら後場で5株。
翌日も下がっていたら3株だったり5株だったり。

底なんて分からない。
だから少しずつ買う。
それを何年も繰り返してきた。

気づけば、株価だけじゃなく配当も育っていた


私が買ってきたのは、累進配当(減配せず配当を維持・増加させる方針を掲げる会社)や、
長年増配を続けている会社が中心。

だから時間がたつにつれて、株価だけじゃなく配当金も少しずつ増えていった。
今、私の取得価格に対する配当利回りはこんな感じ。

・オリックス 8.52%
・三井住友FG 9.20%
・三菱HCキャピタル 7.34%
・東京海上HD 7.78%
・第一生命HD
 9.52%

もちろんこれは、私が買った当時の株価をもとにした利回り。
今から同じ株価で買えるわけじゃない。
買った当時は、こんな利回りじゃなかった。

会社が毎年少しずつ増配してくれた結果、私の配当利回りも一緒に育ってくれた。
これが長期投資の面白いところだと思う。

景色が変わる


例えば、取得価格に対する配当利回りが8%まで育ったとする。

元本1,500万円なら年間120万円の配当。
税金を引かれても、手取りはだいたい年間96万円くらい。
もし取得価格に対する利回りが10%まで育てば、
年間150万円の配当になり、税引き後は約120万円。
つまり、月10万円くらいの配当収入が見えてくる。

もちろん、来年も再来年も同じ会社が増配してくれる保証はどこにもない。
減配する会社だってある。
それでも私は、“増配してきた実績”を信じることにしている。
だから累進配当や、長年増配を続けてきた会社を選ぶようにしている。
未来は誰にも分からない。

でも、そういう会社を信じて長く持つことはできる。

一株の力

昔の私は100株なんて夢のまた夢だった。
一株買うだけでもドキドキしていた。
でも、その一株があったから二株目が買えた。
二株目があったから、暴落の日にも少しだけ買い増せた。

振り返ると、特別なことは何もしていない。
一株ずつ。
下がったら少し買う。
そして、持ち続ける。
ただそれだけ。
今、証券口座を見るたびに思う。

配当は、最初から高いものを探すんじゃなくて、時間をかけて育てるものなんだな、と。

※本記事に記載の配当利回りや金額は、私が取得した当時の株価をもとにした試算であり、今後の配当や株価を保証するものではありません。特定の銘柄・投資手法を推奨する内容でもありませんので、投資判断はご自身の責任でお願いします。

タイトルとURLをコピーしました